今日は怪談ではなく日常の話なんですが・・・。
つい先日、築地に行くことがありました。築地には国立がんセンターの大きな病院があるのですが、その前に差し掛かろうかというときのことです。
がんセンターの端に、通用口みたいな小さな出入り口があるのですが、その付近に5,6人くらいの男女がたむろしているんですよね。いや、別に昼間の築地ですから、歩道に立ち止まる人たちがいてもそれは全然、不思議ではないですし、がんセンターという大きな建物の前ですから、待ち合わせに使っている人たちがいても何の不思議もありません。
ただ、何というか、奇妙な感じを受けるんですよね。その人たち、みんなバラバラなんです。男も女もいるし、年も格好も結構まちまち。10代後半くらいから30,40代くらいな感じでしょうかねぇ。要するに雰囲気に統一感がないわけです。それでいて一つの集団ぽいことは、何となく彼らのお互いの立ち位置の距離感から読み取れます。ただ、誰も会話もしていなければお互いに視線を合わせることもないんです。
その人たち、何をしているのかよく分からない、というか何もしていなかったのですが、おそらくただひたすら、がんセンターの通用口(?)から出てくる誰かを待っているというような感じでした。
でもなぜそんなところで? どうして中に入ってロビーで待たないのでしょう? うまく説明できないのですが、妙にゾッとする感じのある集団でした。
通り過ぎるとき、ふと、思いました。死神というものがもしいるのなら、案外、あんな様子なのかもしれないな、と。
大変、暑い日でしたが、がんセンターの周辺だけ冷たい風が吹いているような気がしてちょっと寒気を覚えましたね。
- 2006/06/04(日) 01:19:06|
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