月の裏

怪談や都市伝説などのいわゆる「怖い話」を紹介していくブログ

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女子高生とくねくね

数日前に書いた記事『ブログロア・・・「トミノの地獄」詩』の元記事からのTB先『怪談とブログ』で、気になる記述を見つけました!



>ちょっと日付変更しちゃったけど、女子高生ターゲットブログです。

>女の子は怪談好き。



ほー!怪談ネタを書いていけば女子高生からTBがもらえるのか!じゃ、オレもやろう!www



ってなわけで、夏と女子高生に向けてw、怪談系の話を紹介していく、というカテゴリを作ることにしました。(なんと単細胞www)



ネットで見かけたそれ系の話で、気に入ったものを紹介していきたいと思うのだけど、主な元ネタは「死ぬほど洒落にならない話を集めてみない?」から拾う予定。ここは、2ちゃんねるのオカルト板内の同名のスレッドのまとめサイトで、玉石混淆で膨大な怪談が集められている。



夏の合宿や林間学校、社員旅行等々に向けて、怪談ネタを集めているような人も世の中にはいるかもしれないが、このサイトにはあまりに多くの怪談が集められているので、その中から優良な怪談を発見するのは大変。なので、代わりに私が良い話を見つけてあげよう、という、唐突に思いついて、おそらくは唐突に終了する企画ですw。






で、最初の話は、冒頭の記事の中でも紹介した、「くねくね」の話。元の話はココ。かいつまんで話すとこんな話。



ある少年が兄と一緒に、夏休みに田舎のおじいちゃんの家に行く。そこで、田んぼの真ん中でくねくねと踊るかかしのようなものを発見する。兄はよく見ようとして、双眼鏡でのぞいてみるが、その途端、みるみる間に兄の様子はおかしくなる。何が見えたのかを尋ねる少年に、兄は「わからないほうがイイ」とだけ言い残して発狂する。



結局、兄が元に戻ることはなく、兄はひたすらくねくねと踊り狂うようになる。兄を田舎に残したまま、少年は家に帰ることになる。「くねくね」の正体は分からずじまいだ。






特に何が怖い、という話ではないが、田舎のだだっ広い田んぼの、真夏の真っ昼間の奇妙な寂寥感を幼少の頃の原風景として体験したことのあるかつての少年達にとっては、不思議と印象に残る話である。



結局、よく分からない「くねくね」の正体。仲の良かった兄との悲劇的な別れ。孤独な帰還。そしてまぶしい日差しと田んぼ・・・。



理解してしまった者は、その恐怖の正体を他人に伝えられなくなってしまう、という「還らず」的な要素は、古くから恐怖話ではよくみられるモチーフであるが、短い中に効果的な舞台装置を用意してあっさりとまとめられる本作は、やはり非常に優れた怪談である、と認定されよう。(上で紹介している元ネタは、蛇足なエンディングを付けてしまっているが)






しかし、これだけでは「くねくね」は単なるちょっと印象深い怪談、程度に終わっていただろう。実は「くねくね」はこの後、意外な展開を見せ、その真の恐怖がストーリーを超越したメタなレベルに現れてくることになる。



そう、「くねくね」の話が世に知られるようになって以来、「私もくねくねらしきものを見たことがある!」という人間が、次々と現れるようになったのだ。(試しにGoogleで「くねくね」を検索してみて欲しい)



他の怪談でも、「私もそれ、経験した!」という話は、よく出てくるのではあるが、それにしても「くねくね」の体験談の多さは、際だっている。これは一体、何なんだろうか・・・。



もちろん、「くねくね」は実在するものだからこそ、体験談が続出した、という、いささか小学生的な解釈をとることも可能であろう。「くねくね」を実際に見たことのない私には、それが事実であるのかどうかは分かろうはずはない。



もし「くねくね」が実在しないものであるとするならば、体験談がこれだけ続出した、というのは、それだけ、「くねくね」で語られる景色が多くの人の心象風景に重なるものがあったのだからなのだと思う。月並みな言い方をすれば、「くねくね」はみんなの心の中にこそ存在していたのだ。



バブル、そして失われた10年・・・

都市住人の持つ田舎の景色、特に田舎への心象風景は、かつての少年達が大人になるにつれ、大きく変わってしまった。もはや「田舎」という言葉は都市住人の心の拠り所とはなっていない。田舎のおじちゃん、おばちゃんと言えば、都市の生み出す金に寄生して無駄なことばかりやらかす小ずるい人種・・・そんな見方さえ定着しつつあるのではないか。



それにつれて「癒し」は消えて、「癒し系」に取って変わられてしまった。今や、都市住人が癒される田舎と言えば、某有名温泉街のような、人工的に田舎を維持する努力を継続してきた「勝ち組」保養地である。ゲーム機で体験できるバーチャルな田舎すら、好意を持って迎えられる世の中なのだから。



かつて、少年にとって、田舎は何もないところであった。ただひたすらに、暴力的なまでにまぶしい日差し。自分の小ささのみを強調するどこまでも広がる田んぼ。癒しなんて優しい機能はなく、ただ、田舎は田舎。それで良い。
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  1. 2005/03/29(火) 14:24:42|
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ブログロア・・・「トミノの地獄」詩

私が良く行くサイトに、都市伝説をまとめているところがある↓。

現代奇談



都市伝説とは、簡単にいってしまえば、良く聞くけど実際は根も葉もない怪談系の噂話のことで、現在、カバーストーリーとして紹介されている話(「読むと死ぬ詩」)は、あるブログを起点として急速に流布を始めたものではないか、と解説されている。



そちらのブログ(「真があって運の尽き」)を読んでみた。次の2記事だけ読むと、こちらのブログに記録されている事実のシークエンスの方が、よほど都市伝説になりそうである。



2005/1/14: 「絶対の声に出して読めない『トミノの地獄』」

2005/3/14: 「妹からです」



しかも、3/14の書き込みをされている妹さんは、その前日にこちらの記事で、しっかりとその存在がご本人から提示されている。



この流れだけ見れば、ラブクラフト的とさえ言えるような、見事な「怪談」風のプロットを抽出可能である、と感じてしまった。



・・・・・・



事実は、こちらの管理人さんはもちろん、「トミノの地獄」詩によって「妹からです」のようなことになってしまったわけではないようで、そのことはブログの他記事をちゃんと読めば分かることなのであるが、「現代奇談」から初めて訪問して、該当記事と最新記事だけ読んだときは、「え、、、?」と、かなりその都市伝説的な展開に驚かされてしまった。



それにしても、この方のブログを読んで、不覚にも私は今、初めて気付いた。



ブログは都市伝説との相性が抜群に良い、と。



ただ、言い訳ではないが、ブログが発祥に大きく関わった都市伝説が取り上げられたのは、「現代奇談」においても初めてのことではないだろうか。



・・・・・・



ネットと怪談の関係は微妙だ。個人的には、ネットは怪談を殺してしまった面もあるのではないだろうか、ということさえ感じていた。



というのは、ネットによってこれまで各地でバラバラであった怪談情報がどんどんと集積され、パターン分析され、大抵の話は「ガイシュツ」になってしまい、新たな小話を作成するのは容易ではないものとなってしまったからだ。



怪談は、得体の知れない不気味さがその最大の恐怖の源泉となるのは言うまでもないことであり、「博物館入り」した時点で、その本来の魅力は消失してしまう。



ただ、怪談博物館は怪談を殺していくばかりではない。情報が集積して、パターン分析されることによって、かえってメタなレベルに新たなより大きな恐怖が誕生する「くねくね」のような例に、ネット時代のネットで語られる怪談の新たな可能性を感じていたのであるが、そこに「ブログ」というパーツがぴったりと当てはまる、ということに、上記の話で初めて気付いた。



ブログロアの提供する恐怖は、単なるストーリーの恐怖ではなく、虚実入り交じったネットワーク上に表出するメタな恐怖となることは容易に想像できる。1つのロアを作るためだけにブログで仕掛けを構築するような小説家も登場するかもしれない。



オチはつかないが、書くことなくなったからこの記事はこれでおしまい。典型的なB級ホラーだw。
  1. 2005/03/27(日) 21:03:10|
  2. 出典あり|
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幽二郎

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